流体力学から数値計算まで

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代表速度、代表長さの取り方

代表速度・代表長さは、解析を行う系を規格化するための物理量になります。 同じ系について解析を行う場合、代表長さ・距離を揃えれば、異なる解析条件との比較が可能です。

また、ある現象を解析する場合、代表速度・代表長さの取り方により 無次元数や無次元変数は異なるため、数値解析の結果も異なります。 しかし、どの解析結果でも物理量を有次元に戻せば同じ現象を表していることがわかります。 代表値の取り方によって、解析結果が異なることはありません。

注意すべきことは、代表値に極端な値を選択すると、タイムステップごとの収束が悪くなったり、 途中で計算が破綻しやすくなることです。適当な値を用いる必要があります。


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カウンタ

(2011.3.15〜)