流体力学から数値計算まで

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・マトリックス作成


ある1つの要素について離散化を行い、 離散化式を導出しました。


質量収支式



運動量収支式

x成分



y成分



z成分



次に、全ての要素についての離散化式を足し合わせて、1つの 大きな行列式を作成します。ここでは、簡単のために2つの要素について 行列式を作成します。

行列式の大きさは、

5(節点の数)× 4(変数の数)=20

となります。仮に節点がn個の場合、行列式の大きさは、

n(節点の数)× 4(変数の数)=4n

となります。この行列式を解くことで、あるタイムステップにおける計算領域の物理量が 計算されます。

ラグラジアン座標では、質量収支式、運動量収支式を1つの マトリックスで表し、速度、圧力を同時に解く。上記はラグラジアン座標の マトリックスです。

オイラー座標では、質量収支式、運動量収支式は別々のマトリックスで表し、 速度、圧力は別々に解かれます。


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(2011.3.15〜)