流体力学から数値計算まで

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コラム:メッシュ作成

 より滑らかなメッシュを作りたいと思う。ラグラジアン座標で解析を行う場合には節点が移動するため、要素が変形する。 解析を続けるにはどこかで要素を最適化するか、作り直さなければならない。それらの操作を行うために多くの方法が提案されている。 そして、それらの方法は、効率的な節点配置、要素作成、要素評価の3つに分けられると思う。 私もそれらの方法について考えてみた。自分のソースコードで使用している方法を紹介したい。

 節点配置にはこの方法を使用している。 これは、各節点が節点半径を持ち、周囲の節点半径で平均化しながら隙間が無い様に配置していく方法である。 メッシュ作成にはデローニ分割を用いている。 デローニ分割は、境界付近の節点密度が粗いとだと要素がうまく作成されない場合があるので注意が必要である。そして、要素の最適化には、 この方法を使用した。これは、正四面体を基準の要素として変形度を評価する方法である。 評価方法はオリジナルであるが、そう難しいものではない。メッシュ作成の技術がより発展することを願う。 何かご意見・ご感想があればメール下されば幸いです。


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カウンタ

(2011.3.15〜)